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2014年03月20日

断熱性と保温性って同じかなぁ?

前回に続き、フィールドテストの結果についての考察です。

全車同じように ヒーターを稼働させたにも関わらず、
上からの3つ(マルチシェード、他社製品A、自作銀マット)は
ヒーターの設定温度にほぼ達していますが、
国産の他社製品B、中国製の他社製品Cは24℃位にしか達していません。
何も装着していない車は20℃までしか達していません。
これは、各車の窓部分の断熱性の違いによるものと考えられます。

断熱性と保温性って同じかなぁ?


自作銀マット、国産の他社製品B、中国製の他社製品Cは
ヒーターを止めた当初は車内温度差があったものの、
4時間後くらいには 3台とも同じほどの温度にまで
車内が冷えてしまいました。
自作銀マットは、8mm厚の最も一般的なものを使いました。
保温性能を求めるなら、室内からの放射熱を反射できるように
銀面を内側にして装着した方が有利になるのですが
ほとんどの方々は、夏場の遮熱性を考慮して銀面を外側にして
使用しているようですので、今回もそのようにしました。
(銀面を内側にして装着していればもう少し車内を保温できた
のではないか、と思います。)

断熱性と保温性って同じかなぁ?

自作銀マットとマルチシェードとは、断熱性能には
さほど差がないと思っていましたから、今回のテストでもほぼ同じような
温度経過になるのでは と予想していました。
しかし、保温性能については断然マルチシェードの方が
優れていました。予想とは異なる結果でした。
5台の車にシェード類を装着する時には すでにヒーターを稼働させていて、
各車にそれぞれのシェードを装着していく時点で、感覚でそのシェードの
断熱性能がそれなりに判ります。その時点では銀マットの性能は
もっと良いだろうと予想していたのですが・・・。

断熱性能(熱が伝わりにくい性能)保温性能(温度を逃がさない性能)とは、
一見、同じことのようですが、少し違う部分があるように思います。
例えば、杉の板とヒノキの板とでは、断熱性能は(熱伝導率的に)ほぼ同じです。
しかし、床材として使うと、冬は杉の板の方はほの暖かく、ヒノキの方は足裏がひんやりします。
ダウンよりも、「薄くて、暖かい」がうたい文句の「シンサレート」を中綿に使っている
ジャケットを着てみても、ダウンの方が断然暖かく感じます。
(動き回ると様子が変わってきますが・・・)

マルチシェードが 断熱性能だけでなく、最も保温性能に優れていたのは、
一度温まった車内の空気を中綿に貯め込み、その空気が対流し難い状態に
なっているためと思われます。
また、アルミ蒸着シートの裏面が放射熱を反射できるようにミラー状なっていることも
一因と考えられます。
要するに、マルチシェードの、断熱性能保温性能
中綿(空気層)の厚みと その綿の品質、さらに車内からの放射熱を反射すること
によって 生み出されています。

断熱性と保温性って同じかなぁ?

マルチシェードの収納状態は、他の類似品に比べると
断然ボリュームがあり、「もう少し小さくならないものか」との
ご意見もいただきますが、やはりこの厚み(ボリューム)が
断熱性能、保温性能を生み出すもとですので、どうかご容赦を。




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