浜松にある小さな美術館「平野美術館」の企画展

『輸出茶ラベル“蘭字”RANJI〜開国日本のグラフィックデザイン〜』に

行ってきました。

「蘭字」とは、幕末から始まった貿易の輸出茶につけた商標のことをいうそうです。





幕末に、外国商館の要望に応えて「蘭字」を作ったのは当時の浮世絵制作工房。

ラベルの枠や図柄で日本らしさを出しながら

文字は、多種類の飾り文字が考えられています。

そして「蘭字」のレイアウトが素晴らしく

当時の浮世絵師たちのグラフィックデザイン能力の高さに驚きです。




↓下の絵の茶箱に茶ラベル「蘭字」が貼られています。

なかなか粋だと思いませんか




茶箱に貼られた茶ラベルは、大型なので輸出先の人々の目に入りやすく、

欧米で日本ブームの切っ掛けとなったそうです。