GOODY と名前をつけたわけ

『はなと店長』

2020年07月18日 18:49

商品に名前(商品名=固有名詞)をつけることは
自分のこどもに名前をつけるのと同じです。
それだけ特別で大切なものだから。

ベッドキット「GOODY」を発売したとき
「マルチシェード」と」「ウインドーバグネット」はすでに
世に出ていましたが、
その子たちの時も、とても とても悩みました。

ふつうはそれぞれ「自動車用 サンシェード」
「自動車用 モスキートネット」が一般的な名称と思います。
でも「サン」だけじゃない、「蚊だけじゃない!」ってところから
「マルチシェード」や「ウインドーバグネット」の名前に
なっています。

もう十年ほどまえになりますが
類似品がいくつも出てきては「マルチシェード」という名を
使うものですから、
(マルチシェード最安値‼ という類似粗悪品もありました) 
ネットで見かけるたびに
「マルチシェードは、1994年からある弊社の商品名です」 と
申し入れていました・・・

ある会社さんなどは、「マルチシェードは一般名詞でしょ。
使って何がいけないの?」という反応でした。
違う、違う、違う!!! 怒!怒!怒!
この会社は、その前には
「御社のマルチシェードを販売させてくれないか?」
って問い合わせてきたのにもかかわらず、類似品にそれを使って
「マルチシェードは一般名詞でしょ」は オカシイでしょ・・・

現在は
マルチシェードもウィンドーバグネットも
登録商標ですし、知的財産権も広く知られるようになったので 
ほぼ タダ乗り行為はなくなりました。
しかしながら、
ヤフオク や メルカリなどでは
他社類似品が「マルチシェード」の名前で
出品されることもあるようです。お気をつけくださいね。

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話をGOODYに戻しまして

それまで見たり触ったりしたことのある簡易ベッドマットは
長いマットを車の中でよいしょっと持ち上げて、
ぐるっとまわして設置する、っていう
女性にはちょっと難儀な代物でした。





(23年前の弊社のキャンパーキットです。
 当時はこれでキャンピングカー登録が可能でした)

でもフレームベッドキットの延長で開発した跳ね上げ式には、
その重労働がなく、短時間ですみ、これはいい、と確信したわけです。

その上、ベッドはアイズのキャンピングカーのマットと同じ作りで
寝心地いいし、跳ね上げたときのマットの裏側まで美しい。
いいな、これ。

開発当初の16年前の「GOODY」(100系ハイエース用)です。
当初は、ステンレス材をTIG溶接して作ってました。




ですから、たくさんの候補の中から
すばらしくいいもの、素敵なもの、という意味の
「GOODY」を選んだわけです。

16年間に、1700台ほど作っていく中で
もあちこち改良を続けて、
「GOODY」は 「GOODY」という名にもっとふさわしいものに
なってきています。

フレームはTIG溶接から、構造用アルミフレーム材になりました。
そして、現在も進化を続けています。


(画像は GOODY-DU ウォークイン仕様です)

ここ数か月は、15年前に発売を中止した雨よけ(レインブロッカー)の
新バージョンの開発を進めておりまして、
新バージョンでは、
装着したままでのバックドア開閉を目指します。 


(この車のバックドアは、電動で開閉しますー )

画像のように日よけ、風よけ にもなります。
(試しに 日傘の素材で作ってみました)

そのうち 虫よけ にもなるようにする予定です。
 
(15年前のレインブロッカー+防虫網 です)

今秋には発売できるか、というところまできています。
さて、商品名はどうしようか、新しい名前を考え中です。
「ニュー」を頭につけるだけでは、つまらないし。
「マルチ」っていうのもなぁ~。う~ん

お楽しみに!

ベッドキットGOODYの上で ヨガー



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